琉球ガーディアン完敗、県内米軍チームに0-38 アメフト「首里城ボウル」


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パスを出す琉球ガーディアンライオンズの藤原慶太(右から2人目)=5日、浦添市のANAスポーツパーク浦添(高辻浩之撮影)

 アメリカンフットボールの首里城ボウルが5日、浦添市のANAスポーツパーク浦添で行われ、琉球ガーディアンライオンズは0―38で県内米軍チームの沖縄ドラゴンズに敗れた。

 一つのタッチダウンも奪えず完敗した琉球ガーディアンライオンズだったが、攻守ともに要所で好プレーを見せて観客を沸かせた。県内でアメフトの魅力を伝えようと大会開催を実現させた新城利一郎ヘッドコーチ兼選手は「形はできていた。見どころはつくれたと思う」と、敗戦にも気持ちは充実していた。

 4回の攻撃で10ヤード前進させるとファーストダウンを獲得し、再び4回の攻撃権を得るルール。これを繰り返しタッチダウンを狙う。琉球はパワーで迫る相手の守備網をかいくぐりファーストダウンを成功させることはできた。守備でも相手のファーストダウンを防ぐなど対抗した。

 新城は「経験を重ねれば良くなる」と前を向く。現在どのリーグにも加入していないが、県内初の公式戦として試合を成功させた。今後も大会開催を図りつつ、県内米軍リーグへの参戦も目指す。夢の日本社会人Xリーグ参加へ、チームは確かな一歩を踏み出した。