里親登録295世帯 沖縄で前年より20世帯増える


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 県の名渡山晶子子ども生活福祉部長は6日の県議会一般質問で、県内で里親として登録されている世帯が2021年3月末時点で295世帯あると報告した。前年より20世帯増えた。実際に児童を受託しているのは121世帯。名渡山氏は「当面必要な世帯数はおおむね確保されている」との認識を示しつつ、今後も里親の確保に取り組む考えを示した。

 金城弘昌県教育長は県立特別支援学校の小・中学部担当教員の特別支援学校教員免許保有率について、21年度は小学部93.7%、中学部75.4%と報告した。一方で特別支援学校教員養成課程のある大学が限られていることなどを理由に、20年度の免許保有率(幼稚部から高等部)は全国平均84.9%に対し、県内は79.0%だったと説明した。いずれも石原朝子氏(沖縄・自民)への答弁。

 夜間中学校について金城教育長は「通学の利便性等の観点から設置の検討を市町村にお願いしている」とした上で、検討が一番進んでいるのは那覇市で「10月にワーキングチームが設置された」と説明した。新垣淑豊氏(沖縄・自民)への答弁。
 (知念征尚、名嘉一心)