沖縄タイムス社とOISTが和解　名誉毀損訴訟　一部ウェブ記事削除へ　那覇地裁

　沖縄タイムス社が掲載した記事によって名誉を毀損（きそん）されたとして、沖縄科学技術大学院大学（OIST）が同社に損害賠償550万円と謝罪広告掲載を求めた訴訟は9日、那覇地裁（福渡裕貴裁判長）で和解が成立した。沖縄タイムス社によると、同社に賠償金の支払いや謝罪広告の掲載義務はない。和解条項では、訴訟の対象となった記事3本のうち、OISTクリニックに関する2本はウェブサイトから削除することなどが盛り込まれた。OIST側は「不正確で誤解を招く内容」などと主張したサイト上の文書を削除する。