男性管理職の意識改革を 女性活躍推進に向け金秀グループが研修会


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金秀グループの男性管理職意識改革研修セミナーで、自分で作った弁当の写真を見せて感想を話し合う参加者ら=9日、西原町のエリスリーナ西原ヒルズガーデン

 金秀グループは9日、女性の活躍推進に向けた「男性管理職の意識改革研修」を、西原町のエリスリーナ西原ヒルズガーデンで開催した。グループ各社の管理職の男性らが参加した。

 金秀グループは今年3月に女性力推進委員会を設置。創業80周年を迎える2027年をめどにグループ内の女性役員比率を30%とする目標を掲げている。女性の働きやすい環境を整えることは、若手の男性社員などにも働きやすい環境になるが、実現には企業内で多数を占める男性管理職の意識を変える必要があるとして研修を実施した。

 女性が家庭で担っていることの多い弁当づくりを事前に体験し、写真を見せ合って意見を交わしたほか上司の理解がなくテレワークがしづらいという意見に対するグループ討議など参加型の研修で女性や若手の状況を理解する重要性を学んだ。

 講評した琉球新報社の座波幸代記者は「妻に感謝するという感想が多かった。職場の若手社員もそうやって仕事と家庭を両立していることなどの気付きがあったと思う」と話した。

 参加した金秀アルミ工業管理本部の古謝雅也次長は「職場で、誰でも相談しやすい環境をつくっていきたい」と話した。 (沖田有吾)