「全世代に生きがいを」南城市長選、古謝氏が政策発表


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南城市長選に向けて政策発表する古謝景春氏=11日、南城市佐敷新開の事務所

 【南城】来年1月23日投開票の南城市長選に立候補を表明している前職の古謝景春氏(66)=自民、公明推薦=が11日、市佐敷新開の事務所で基本政策を発表した。古謝氏は「全ての世代が健康で夢と生きがいが持てる南城市にする」と訴え、防災や福祉など七つの重点政策を掲げた。

 子育て支援を目的とした「子ども課」や窓口業務の効率化を図る「DX推進課」の設置、野球場整備によるプロ球団誘致、5Gの整備なども重点政策に盛り込んだ。

 古謝氏は、佐敷地域に災害・避難に備えた親水性護岸や湾岸道路、自然観察公園を整備することを公約に掲げた。建設中の南部東道路とつなぐ避難道路の整備や、佐敷中学校の高台移転を進める津波災害対策を示した。

 教育や福祉では保健・医療・介護一体型の福祉関連複合施設の整備に取り組み、「ムラヤー、公民館を軸に高齢者や子どもの居場所づくりを確立する」と語った。

 市長選は現職の瑞慶覧長敏氏(63)=共産、社民、社大推薦=も立候補を表明しており、一騎打ちとなる見通し。

 (金城実倫)

 

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