北谷町が固定資産税1314万円を過徴収 大規模マンションの634人に


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北谷町役場

 【北谷】北谷町が2011年からの10年間、町宮城の大規模マンション各戸の固定資産税を、本来の評価額より高く算定し、総額約1314万円を過大に徴収していた。対象者は634人。町は12月定例会に補正予算を提案し、可決後に順次返還する方針。

 マンションは19階建てで421戸ある。返還される平均額は各戸当たり約3万3千円。

 町によると、町内であまり例のない大規模マンションだったため、図面や工事見積書などを基に算出する計算法を用いたため評価額を誤った。通常、対象家屋を現地調査した上で評価する計算法を使っている。

 今年4月、所有者側から「固定資産の評価額が高いのではないか」と審査申し出があり誤りが判明した。
 (砂川博範)