有言実行「よくやった」 オリックス宮城の新人王に家族が歓喜


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宮城大弥の新人王受賞を喜ぶ(左から)父の享さん、母の礼子さんら(享さん提供)

 今季のパ・リーグ新人王に輝いた宮城大弥の父享さん(54)や母礼子さん(53)ら家族は大阪の自宅で表彰の中継を見守った。享さんは「うれしい。有言実行。本当によくやった」と歓喜し、一年間の力投をねぎらった。

 今季が始まる自主トレ期間中に「1軍定着、新人王を狙う」と目標を掲げ、初登板で勝利するなど好スタートを切った。しかし後半は失速。チームの雰囲気も硬くなる中で初めて自宅を訪れ「苦しい」と打ち明けたという。

 享さんは「何を背負っている。挑戦者だろ。考えすぎだ」と励ました。伝わったかどうか分からないというが、大きな重圧にも終盤持ち直す姿にほっとした。「偉いよ。おめでとう。いい一年を過ごさせてもらった」と笑った。

 「家族は一緒」という享さんの方針で、宮城の入団に合わせて大阪に引っ越した。ホーム戦は球場に足を運び観戦を続けた。これからも心のよりどころとして家族で支えるつもりだ。