【国頭】国頭村の安田協同店で24日から、ファミリーマートの「自販機コンビニ」がオープンする。菓子類やカップみそ汁類などが入った常温用と、レトルトの総菜などが入ったチルド用の自動販売機を協同店内に設置した。本島北部の過疎地域において、住民の買い物の利便性向上につなげる狙いがある。
沖縄ファミリーマート(那覇市、野﨑真人社長)が23日、国頭村役場で発表した。地域の売店にファミマ商品を取り扱う自販機が設置されるのは全国的にも初めてだという。自販機の設置費用は、沖縄民間ピーシーアール検査機構による「企業版ふるさと納税」で賄われた。
協同店を切り盛りする徳田泰二郎さんは「東海岸は『ランチ難民』という問題も抱えていた。気軽に食べられる商品を取り扱えるのは大きな意味がある」と述べた。
沖縄ファミマの平良良勝常務取締役は「安田の皆さんの要望にも対応していきたい」と述べた。
(長嶺晃太朗)