東京商工リサーチ沖縄支店が今月に入り県内企業を対象に実施したアンケートで、年末年始の忘年会・新年会を「開催しない」と回答した企業が76・7%を占め、10月の前回調査から28・1ポイント増加した。感染力が強いと言われる新型コロナウイルスの「オミクロン株」の出現もあり、自粛ムードが広がる。
調査は12月1~9日に実施し、60社が回答。17日に結果を発表した。
忘新年会の開催を検討する企業は、「緊急事態宣言の対象区域となっていなければ開催する」が13・3%、「まん延防止等重点措置の対象区域となっていなければ開催する」が8・3%、宣言や措置の状況に関係なく開催すると答えた企業が1・7%だった。
状況次第で開催すると答えた企業に会の持ち方を聞いたところ、「2次会を自粛する」が64・3%、「開催時間を制限(短縮)する」が42・9%、「人数を制限する」が28・6%となり、制限を検討している企業が多かった。「特に制限は設けない」は21・4%だった。
(沖田有吾)