クリスマスケーキはブルーに アオハルな南部3実業高生が開発 


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クリスマスカップケーキをPRする南部商業と南部農林の生徒たち=16日、八重瀬町の南部商業高校(提供)

 南部商業高、南部工業高、南部農林高の3校の生徒らが連携し、県産素材を使ったクリスマスカップケーキを企画・製造した。3校が連携して一つの商品開発プロジェクトに取り組むのは初めて。22日に那覇市おもろまちのサンエー那覇メインプレイス内で、生徒自ら販売会を開く。

南部商業、南部工業、南部農林の生徒らが企画・製造・販売を行う「ブルークリスマスカップケーキ」

 ケーキはかぼちゃ味とさんぴん茶味の2種類。鮮やかな青色が特徴の南城市産バタフライピーを使ったクリームが彩りを添える。

 販売促進を担当する南部商業の伊敷彩音さんは「爽やかなヒラミレモン味のクリームと、南部農林産のはちみつを使ったしっとり生地で食べ応えのある自信作。ぜひ特設店舗へ足を運んでほしい」とPRした。

 県内専門高校生が学習の成果を披露する「産業教育フェア」のイベントがコロナ禍で見送られ、代わりに学校間連携プロジェクトが立ち上がった。

 生徒らは9月から企画会議を重ね、カップケーキを考案した。南部工業が商品の金型(シリコン型)と焼き印を作成し、南部農林が地域の特産品を使った菓子を製造。南部商業が素材の仕入れや販促を担当するなど、それぞれの専門性を生かして取り組んできた。

 販売は22日午前11時~午後3時、サンエー那覇メインプレイス2階のフードコート前広場に特設店舗を構える。価格は2個セットで税込み300円。(根路銘祐二)