詐欺、わいせつ起訴の産科医、認否を留保 那覇地裁で初公判


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 虚偽の診療報酬明細書(レセプト)を作成して診療報酬をだまし取るなどしたとして、詐欺罪などに問われた沖縄市美里の産婦人科医院の院長で医師の被告(53)の初公判が20日、那覇地裁沖縄支部(澤大地裁判官)で開かれた。被告は起訴内容について、認否を留保した。被告は自然分娩にも関わらず、緊急帝王切開手術をしたように装い虚偽のレセプトを作成、診療報酬名目で約82万円をだまし取ったとされる。

 詐欺罪のほか、クリニック内で女性職員の胸をもんだとして強制わいせつ罪でも起訴されている。初公判で「追起訴もあると弁護人から聞いている」などと述べ、どちらの罪についても認否を留保した。検察側は追起訴を検討していることを明らかにし、澤裁判官は来年1月に進行協議を行うことを決定した。