「和牛のオリンピック」と呼ばれ、5年に一度開催される「全国和牛能力共進会」の2022年鹿児島大会に向け、沖縄県協議会(伊保俊彦会長)の発会式が24日、那覇市のJA会館で開かれた。県内の和牛生産者や関係団体が集まり、優良牛の育成や全国上位入賞に向け一致団結して取り組むことを確認した。
鹿児島大会では、県産ブランドの評価向上に直結する種牛の部の「第1区・若雄」と、担い手育成につなげる「高校および農業大学校の部」に、県から初めて出品する方針を発表した。
県協議会は22年7月の最終予選会で8部門に出品する14頭を決める。伊保会長は「上位入賞することで県産和牛の価値が上がり、生産者の所得向上にもつながる」と述べ、取り組みの一層の強化を呼び掛けた。
学生の部での出品を目指す南部農林高2年の仲座清也さんは「牛の体調管理を徹底し、良い品質づくりに努めたい」と意気込んだ。
(当銘千絵、写真も)