
【久米島】大田治雄久米島町長(66)は21日、町比嘉のイーフ情報プラザで会見し、2022年4月17日投開票の町長選には出馬せず、今期(同年5月11日まで)限りでの勇退を正式に表明した。これまで手掛けた政策や達成できなかった課題なども語った。
14年の初当選から2期8年を振り返り、思い入れのある事業として、久米島高校の生徒数増を目的に実施した離島留学制度や水産物や紅イモ加工施設の設置、納骨堂整備などを上げた。
一方、人口減少問題や海洋深層水の取水管の拡大事業は達成できなかったとして、後継候補として立候補する副町長の桃原秀雄氏(62)に託したいとした。
島の課題解決に向け、「一人ではできなかった。町職員や町民、家族のおかげでやってこられた」と感謝した。
(照屋大哲)