2022年は選挙イヤー 南城市長選は前回18年と同じ顔ぶれ 1月23日投開票


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南城市役所

 2022年は県知事選を筆頭に、国政は3年に一度の参院選があり、7市、11町村で首長選挙、30市町村で議会議員選挙が実施される統一地方選が重なる「選挙イヤー」だ。名護市辺野古の新基地建設を巡る県と政府の対立構図が続く中、最大の政治決戦となる知事選に向けて政治的な動きは活発化している。復帰50年の節目を迎え、新たな沖縄づくりのかじ取り役を県民は誰に託すのか。その行方が注目される。

 任期満了に伴う南城市長選は1月16日告示、23日投開票される。再選を目指す現職の瑞慶覧長敏氏(63)=共産、立民、社民、社大、にぬふぁぶし、れいわ推薦=と、返り咲きを狙う前職の古謝景春氏(66)=自民、公明推薦=が立候補を表明しており、前回2018年の市長選と同じ顔ぶれによる一騎打ちとなる見通し。

 瑞慶覧氏は「南城市こどものまち宣言」の発表や就学援助の拡充など1期目の実績をアピール。2期目は「多様性を認め合う国際的な南城市にする」と訴え、大規模集客施設や高校の誘致、子育て政策、観光産業の推進などを掲げる。

 古謝氏は現市政について「閉塞感がある」と批判。「全ての世代が健康で夢と生きがいが持てる南城市にする」と訴え、野球場整備によるプロ球団誘致や南部東道路とつなぐ避難道路の整備、企業誘致、子育て政策などを掲げている。
 (金城実倫)