ファイトマネーから子ども食堂に寄付 警察官ボクサーの池本夢実選手


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子ども食堂あしびなー会の伊礼松則理事(左)に目録を手渡した、池本夢実選手(中央)と琉球ボクシングジムの仲井眞重春チーフトレーナー=12月23日、嘉手納町

 【嘉手納】日本ボクシングコミッション(JBC)女子フライ級元王者の池本夢実選手(琉球ジム)が23日、ファイトマネーの一部を嘉手納町の子ども食堂あしびなー会に寄付した。池本選手は「強くなって、またこのような活動ができるようになりたい」と意気込んだ。

 寄付金を受け取った、あしびなー会の伊礼松則理事は「大事に使わせていただく」と感謝を述べ、「次はベルトを見られるよう応援している」と笑顔で話した。寄付金は子ども食堂の食費に充てられる予定。

 池本選手は県内で警察官として働いている。12月2日に東京・後楽園ホールで開かれたOPBF女子東洋太平洋フライ級王座決定戦では、惜しくも2回TKO負けをした。池本選手は「復帰戦ではしっかりいい形でベルトを持って帰りたい」と前を見据えた。
 (石井恵理菜)