5日のキングス戦中止 バスケ天皇杯準々決勝、選手1人がコロナ感染


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 日本バスケットボール協会(JBA)は4日、沖縄県の沖縄アリーナで5日に開催予定だった天皇杯準々決勝の琉球ゴールデンキングス―信州ブレイブウォリアーズ戦を中止すると発表した。キングスの選手1人が新型コロナウイルスに感染していることが3日に判明し、感染症拡大防止のために中止とした。神奈川会場で行う川崎―A東京戦は予定通り実施する。

 陽性となった選手は2、3日のレバンガ北海道戦に出場していた。3日の試合後に39・2度の発熱があり、医療機関のPCR検査で陽性判定が出た。4日現在も発熱が続いており、保健所の指示で療養している。

 キングスの全選手とチームスタッフについて濃厚接触者と判断される可能性が極めて高いことから「JBAバスケットボール事業・活動実施ガイドライン」に基づき、中止を決めた。選手の陽性判定を受け、キングスの全選手とチームスタッフは独自のPCR検査を受けた。

 対戦した北海道の選手らについても当該保健所により濃厚接触者を調査している。会場の沖縄アリーナは消毒作業を実施した。代替試合の有無については天皇杯実施委員会や両クラブと協議を行い調整している。決定内容を後日発表する。販売済みチケットの払い戻しについては対応を協議しており、決まり次第発表する。

 キングスはホームページで8、9日に沖縄アリーナで開催予定の千葉ジェッツとのリーグ公式戦について中止の可能性もあるとした。保健所の調査結果次第では、エントリー可能な選手が8選手に満たない場合、「Bリーグ規約」に基づき中止とする。