<沖縄企業年頭あいさつ>琉球海運、オリオンビール、沖縄ツーリスト、大同火災海上保険、コザ信用金庫


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 2022年を迎え、県内企業の多くが4日から気持ちを新たに業務を始めた。新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」感染が県内でも広がる中、県内主要企業の代表者に今年の抱負やキーワードを語ってもらった。事業やサービスの展開を通じて、コロナ禍で停滞する県内経済の好転を期す経営トップの思いを紹介する。

 


適正確実な遂行を

 宮城茂琉球海運社長 コロナ禍も経験して世界はニューノーマルの時代に入った。海運業もその変化に適確に対応することが求められている。社員の叡智を集めこれに適応していきたい。時代は変わっても沖縄の島々は永遠に海に囲まれて在り続ける。私達は海から「夢とくらしと文化をはこぶ」役割をこれからも果たし続けていきたい。
 

Make Okinawa Famous

 村野一オリオンビール社長 厳しい時代。沖縄の皆さまに育てていただいた65年間を糧にして、沖縄を愛する皆さまの期待を超える、最高の「沖縄ビール」を造りたい。そして、オリオンをご存じない国内外の皆さまにも、最高の笑顔を届けたい。沖縄への溢れる愛を胸にビールを磨く、蘭心竹生の想いで原点に立ち返り、沖縄の発展に貢献したい。
 

地域主導の観光再生

 東良和沖縄ツーリスト会長 準備してきたDX(デジタルトランスフォーメーション)を「地域主導型観光プラットフォーム」という形で具現化する大事な年。インバウンドなど、コロナ前に戻るのはまだ先だが、分かりやすいサービス、分かりやすい観光、分かりやすいシステムを構築し、観光復活に貢献していきたい。
 

リスクへの備え進化

 与儀達樹大同火災海上保険社長 人口動態の変化や自然災害の激甚化、技術革新の進展など、社会環境が変化する中で顕在化するリスクも多様化・複雑化している。今年は新たな中期経営計画が始まる。お客様をお守りする保険商品・サービスをより進化させ、安心安全で持続可能な社会の形成へ貢献するべく取り組みを進めたい。
 

伴走支援を徹底する

 金城馨コザ信用金庫理事長 今年は、社会・経済活動がコロナ禍での低迷から再生に向けた正念場を迎える年だ。当金庫は、お客さまを「支える」ことを従来以上に強化していく。お客さまの経営課題の解決に向けた本業支援や経営改善支援などの「伴走支援」をさらに徹底し、復帰50年の節目に地域経済を復活させられるよう地域を支えていきたい。