科学や高校生活に興味津々! 開邦高校生、那覇の学童で特別授業


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科学実験で交流する開邦高校生と汀良児童クラブの子どもたち=那覇市の同クラブ

 開邦高校(南風原町)2年生4人による特別授業がこのほど、那覇市の汀良児童クラブで開かれた。中華麺の色が変化する「おもしろ科学教室」と経験を語る「先輩から学ぶ!講座」を準備し、小学生約20人に伝えた。

 授業は開邦高校の課題の一環で、高校生が「子どものより良い居場所づくり」に関心を持ち、同クラブのスタッフからの勧めもあり企画した。実験では紫キャベツを煮出した水で蒸し焼きにした麺がレモン汁で赤くなり、ソースでこげ茶になる様子を見せた。比嘉真朋さん(16)は、「中学や高校ではもっと楽しい実験があるよ」と言いながら説明した。城東小4年の仲宗根旬之丞さんは「中性とか難しかったけど分かった」と話した。

 清川紘香さん(17)は中国福建省に2週間行った経験や、世界のウチナーンチュと交流していることなどを語り「挑戦することが大事だから、まず授業で手を挙げて」と語った。

 最後は高校生たちが高校生活や、小学生だった時の様子を語った。上間宏志郎さん(17)は「児童たちが元気で、予想の2、3倍大変だった」と笑い、藤倉華那さん(17)は「素直にリアクションしてくれてかわいかった」と語った。

 (関戸塩)