若者を中心に爆発的拡大…沖縄のコロナ感染、20代が過半数、30代以下8割


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(国立感染症研究所提供)

 6日に沖縄県内で確認された新型コロナウイルスの感染者は過去最多の981人で、今月に入っての6日間で2千人を突破した。新規感染者のうち20代が523人と過半数を占め、若者を中心に爆発的な勢いで感染拡大が続いている。

 新規感染者を年代別に見ると、90代が3人、80代が9人、70代が12人、60代が28人、50代が62人、40代が86人、30代が124人、10代が113人、10歳未満が21人。10~30代の若年層で全体の77%を占めた。

 地域別では那覇市が225人と最も多い。

 宮古島市で68人、石垣市で14人と、医療基盤がぜい弱な島しょ地域でも増加傾向が顕著になっている。

 直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数は141・81人となった。前日の79・12人から62・69人の大幅増で、昨年9月18日時点以来となる100人を超えた。

 新規感染者のうち77%は感染経路が分かっていない。一般医療に影響を与えない範囲でコロナ用に確保できる予定の病床数648床の使用率は24・7%。

 現段階で使用可能な病床は304床で、これを母数にすると使用率は52・6%となる。

 入院・療養等調整中の人は1268人となり、前日から倍増した。

 (知念征尚)