【北部】JAおきなわは7日、今期(2021年度)のタンカン初出荷式を、名護市伊差川のJAおきなわ北部地区営農振興センターで開いた。今期は台風の襲来は多くなかったが、タンカンの実が少ない「裏年」に当たることから、収穫量は少なかったという。出荷量は前年度に比べ約4割の241トンを計画している。
年末年始の冷え込みで成熟が進んだ。例年より糖度が高く、酸度は抑えめの甘くてジューシーな味が特徴。県内を中心に県外にも出荷予定。出荷初日の7日は県内の量販店などに向け出荷した。
ほのかに甘い香りが広がる中、作業員が品質を確認しながらタンカンを積み上げた。2月下旬までに青果用198トン、加工用43トンを出荷。販売価格は1キロ当たり400~600円を見込んでいる。(松堂秀樹、写真も)