沢岻小卒の新成人、思い出に歓声 タイムカプセル開封 


この記事を書いた人 アバター画像 瀬底 正志郎
タイムカプセルから取り出された懐かしの品々に歓声を上げる新成人ら=8日、浦添市

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、成人式が延期となった浦添市で8日、同市の沢岻小を卒業した新成人らによるタイムカプセルの開封式が行われた。カプセルのふたが開き、思い出の品々が広げられると、新成人らは「やばい」「懐かしい」と歓声を上げた。 

 浦添市は9日に予定していた成人式を8月11日に延期した。コロナ禍でも新成人に希望を持ってほしいと、同小のOBらが感染症対策を講じて開封式を実施した。友人たちとの久々の再会に新成人らは、マスクの下で顔をほころばせた。

 消防士になる夢をかなえた男性(20)は「こんな機会がないと、友人と集まることもできないのでうれしい。市民の支えになる大人になりたい」と話す。大学生の女性(20)は「患者さんを笑顔にする看護師になりたい」と話した。(高辻浩之)