沖縄初、スマホ乗り換え「民間案内所」 那覇に開設


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スマホ乗り換え案内所をオープンするフミダスの伊達将人代表(右)=12月26日、那覇市久米

 【那覇】携帯電話やスマートフォンの乗り換え手続きを支援する「スマホ乗り換え案内所」が11日、那覇市久米に開設される。利用者それぞれに合った携帯電話各社の料金プランや機種変更などを中立的な立場で比較することができる。同案内所は県内初で、総務省が実施する「スマホ乗り換え相談所」と同じ形態で民間独自で取り組む。コンサルティング業務などを行うフミダス(大阪府、伊達将人代表)と観光やインターネット関連の事業を行う県内企業「グラススペース」(工藤英樹社長)が運営する。

 伊達代表は以前携帯電話の販売業務をした経験を持ち、「利用者が1社に偏って携帯電話を購入する現状を変えたかった」と打ち明ける。一方、総務省の「スマホ乗り換え相談所」については「現時点、首都圏や大阪など限られた地域にしか設置していないので、まずは、民間独自で沖縄から九州など各地方に設置していきたい」と意欲を燃やす。

 案内所では機種変更やプランの提案、格安スマホの乗り換えなど多種多様な料金設定の相談ができるほか、乗り換えの移行手続きのサポートなども行う。伊達代表は「海外では格安スマホのシェアが60%を超えるが、日本はまだ30%しかない。会社や機種、適切なプランを選ぶことによって、家計の負担軽減にもつながる」と話した。

 場所は那覇市久米1の2の3。営業時間は平日午前10時~午後6時。時間外、土日は予約制。相談料は30分3300円、60分5500円、80分7700円。問い合わせは同案内所(電話)098(943)2207。
 (金城実倫)