南城市長選が告示 瑞慶覧氏、古謝氏が届け出 現職と前職が再び対決


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瑞慶覧長敏氏(左)、古謝景春氏(右)

 【南城】23日投開票の南城市長選が16日告示され、届け出順に2期目を目指す無所属現職の瑞慶覧長敏氏(63)=共産、立民、社民、社大、にぬふぁぶし、れいわ推薦=と、返り咲きを狙う無所属前職の古謝景春氏(66)=自民、公明推薦=が立候補を届け出た。玉城デニー知事を支える「オール沖縄」勢力と政府与党の自公勢力の全面対決となる。選挙戦は瑞慶覧市政への評価や子育て支援、経済振興などが主な争点となる。

 瑞慶覧氏は大規模集客施設誘致による雇用拡大や所得向上を掲げる。さらに、「パートナーシップ宣誓」制度の創設や福祉センター機能を備えた多目的利用施設の整備、三役の報酬10%削減などを掲げる。

 古謝氏は子育て支援拡充を目的とした「子ども課」の設置、野球場整備によるプロ球団のキャンプ誘致を掲げる。南部東道路をつなぐ避難道路や保健・医療・介護一体型の福祉関連複合施設の整備も掲げる。

 4年前の市長選も瑞慶覧氏と古謝氏の一騎打ちとなり、わずか65票差で瑞慶覧氏が当選した。今回も接戦となる見通し。

 南城市の選挙人名簿登録者数は15日現在で3万5878人(男性1万8014人、女性1万7864人)。


 瑞慶覧 長敏氏(ずけらん・ちょうびん)1958年10月24日生まれ。市大里仲間銭又区出身。琉球大卒。2009年の衆院選で沖縄4区に民主党公認で出馬し初当選。1期務めた。18年市長選に初当選。

 古謝 景春氏(こじゃ・けいしゅん)1955年3月24日生まれ。市知念安座真出身。沖縄大卒。79年に知念村役場入り。2002年知念村長に初当選。06年の合併後、初代市長となり、3期務めた。

 

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