津波注意報で45世帯222人が避難 沖縄、最大30センチ確認(1月16日午後1時20分)


社会
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避難所となった那覇市役所。避難者は各テントで待機している=16日正午、那覇市役所

 沖縄県防災危機管理課によると、南太平洋のトンガ諸島で発生した大規模噴火による津波注意報を受け、県内では16日午前8時時点で最大45世帯222人が各自治体の避難所に避難した。避難所の建物に入らず、役場の駐車場に車を止めて避難した人などは数えられておらず、実際の避難者はさらに多いとみられる。

 避難に伴うけが人は1人。糸満市で車いすの80代男性が避難中に転倒して頭に切り傷を負った。

 沖縄気象台によると、県内では最大で30センチの津波が到達したが、被害は確認されていない。津波注意報は継続しており、解除の見通しは立っていない。

 沖縄旅客船協会によると、16日正午までに、本島と伊平屋、伊是名、伊江、粟国を結ぶ計7便のフェリーが欠航した。

 大学入学共通テストの県内12会場は通常通り試験を実施している。トラブルは確認されていない。

 津波警戒に伴う沖縄発着の航空旅客便に影響はない。


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