「おくやみガイドブック」嘉手納町が発刊 町長「ご遺族に活用してほしい」


この記事を書いた人 アバター画像 琉球新報社
「おくやみガイドブック」の発刊を報告する嘉手納町の當山宏町長(左から2人目)ら=5日、嘉手納町役場(提供)

 【嘉手納】嘉手納町はこのほど、死亡届出後に必要となる各種手続きをまとめた「おくやみガイドブック」を発刊した。終活関連サービス事業を手掛ける鎌倉新書(東京都)との協働事業によるもの。町民保険課の窓口、町立図書館、各区コミュニティーセンターで配布している。

 同町はこれまでも簡単な手引書を作成していたが、議会の一般質問で「遺族のためにもっと詳しく分かりやすいガイドブックを作成する必要がある」と意見があったことから、本格的なガイドブック作成を行った。

 遺族が行うべき役場関係の手続きのほか、一般的な手続きについてもまとめている。嘉手納町には軍用地主も多いことから、土地所有者が亡くなった場合の手続きも記載した。

 5日に発刊を報告した當山宏町長は「ご遺族のお役に立てる内容になっている。ぜひ活用してほしい」と話した。(石井恵理菜)