SNSや電話作戦…最終盤の票上積みへ奔走 南城市長選


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
【左から】瑞慶覧長敏氏、古謝景春氏

 【南城】23日投開票の南城市長選で、2期目を目指す現職の瑞慶覧長敏氏(63)=共産、立民、社民、社大、にぬふぁぶし、れいわ推薦=と返り咲きを目指す前職の古謝景春氏(66)=自民、公明推薦=が遊説や街頭演説などで支持拡大へ奔走している。選挙戦最終盤の三日攻防で、両陣営は重点地域などを定め、票のさらなる上積みを目指す。

 現市政への評価や新型コロナ対策、経済振興などを争点に論戦が繰り広げられている。コロナの感染急拡大により、まん延防止等重点措置が適用されている中での選挙戦で両陣営とも街宣活動やSNS、電話での支持呼び掛けに注力している。

 瑞慶覧陣営は支持者らが早朝から手振りをするほか、玉城県政を支える「オール沖縄」勢力の議員らと一緒にスポット演説をしているほか、若者とインスタライブも開いている。三日攻防では大票田の大里や佐敷などを重点的に回る予定だ。

 古謝陣営は支持者や自民党の国会議員や保守系議員らを中心に市内全域で街宣活動を展開するほか、携帯電話で友人、知人へ支持を呼び掛けている。三日攻防でも全地域をくまなく回るほか、オンライン決起集会も予定している。(金城実倫)