石垣出身の出地さん、中国語スピーチ全国2位「大きな結果を残せてうれしい」


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第39回全日本中国語スピーチコンテスト全国大会の大学生部門で2位に輝いた出地佑希さん(本人提供)

 【東京】沖縄県石垣市出身で明海大学4年の出地(いでち)佑希さん(22)=千葉県=が9日に都内で開催された「第39回全日本中国語スピーチコンテスト全国大会」(日中友好協会主催)の大学生部門で2位に輝き、NHK会長賞を受賞した。出地さんは「3度目の挑戦で全国大会に進めた。(大学)最後の年に大きな結果を残せてうれしい」と喜んだ。

 出地さんは、県立八重山商工高校観光コースで中国語を学び始めた。大学で中国語を究めたいと、中国語学科を専攻。大学1年と2年時にも同コンテストの千葉県大会に出場したが、全国大会には進めず、涙をのんだ。

 今回のコンテストでは「先生がくれた夢の灯火」との演題でスピーチ。八重山商工の中国語教師で恩師の石垣麗子さんに憧れ、将来は中国教師になり、母校で教えたいとの熱い思いを流ちょうな中国語で伝えた。井地さんは「全国大会に向け約4カ月間、毎日練習してきた。入賞でき、大学の先生たちも喜んでくれた」と語った。
 (問山栄恵)