南城市長選 訴え全力最後まで 両陣営が打ち上げ式


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 【南城】南城市長選は22日夜、現職の瑞慶覧長敏さん(63)と前職の古謝景春さん(66)が南城市大里でそれぞれ打ち上げ式を開いた。両氏とも最後の訴えに声を張り上げた。駆け付けた支持者はマスク姿で新型コロナウイルス感染防止に留意しつつ、拍手や指笛でエールを送り、拳を突き上げ勝利を願った。


2期目へ声援受け 瑞慶覧長敏さん

集まった支持者とグータッチする瑞慶覧長敏さん=22日夜、南城市大里仲間(又吉康秀撮影)

 瑞慶覧長敏さんの打ち上げ式は午後6時すぎに、市大里のイオンタウン南城大里前で開かれた。辺りにはイメージカラーである黄色ののぼりがはためき、黄色のシャツなどを着た支持者らが「長敏をお願いします」と呼び掛け、行き交う車に手を振った。

 選挙カーから下りて到着した瑞慶覧さんは支持者らに拍手と声援で迎えられ、一人一人と笑顔でグータッチを交わした。瑞慶覧さんが「市民と一緒になって作り上げるのが、本当のまちづくりの姿。2期目もどうか任せてほしい」と訴えると、支持者から「よし」の声と大きな拍手が送られた。

 次男の長風さん(28)が力強いガンバロー三唱をした後、瑞慶覧さんは「ゴー、ゴー、長敏」の掛け声を背に選挙カーに乗り込み、最後の遊説先へ向かった。

 (金城実倫)
 


雪辱へ結束力強く 古謝景春さん

集まった支持者とグータッチする古謝景春さん=22日夜、南城市大里の稲嶺交差点(喜瀬守昭撮影)

 古謝景春さんの打ち上げ式は午後6時すぎから市大里稲嶺の稲嶺交差点で始まった。四つの角の歩道上には結束を示し、シンボルカラーの水色の鉢巻きを締めた支持者が集まった。古謝さんが到着すると拍手や歓声が沸き起こった。スーツに運動靴姿の古謝さんは両手を振って応え、「お願いします」と頭を下げながら支持を呼び掛けた。

 マイクを握った古謝さんは「4年前の悔しさを忘れずやってきた。自然と共生したまちづくりや、南部全体で連携した事業を実現する」と訴えた。支持者は「そうだ」「がんばれ」と後押しし、指笛や手拍子が鳴り響いた。

 次男の景義さん(40)ら家族と共にガンバロー三唱をし勝利を願った。「必勝、必勝、古謝」コールの熱気の中、選挙カーに乗り最後の遊説へ繰り出した。

 (照屋大哲)