那覇大綱挽、コロナ下で資金不足 クラウドファンディングで支援募る


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東西に分かれ、多くの人々が大綱を引き合った「第49回那覇大綱挽」=2019年10月13日夕、那覇市久茂地の国道58号(新里圭蔵撮影)

 【那覇】那覇大綱挽保存会は10月9日開催予定の第52回那覇大綱挽に向け、クラウドファンディングのサイト「Makuake」で30日まで資金を募っている。コロナ下で例年より寄付金が集まらず、2020年に綱を作り直した際の古い綱の処分費用も予想以上にかかり、運営に苦慮しているという。返礼品として今年の大綱挽終了後に手綱を切り取る縁起物の「嘉例(かりー)綱」などを用意する。

 那覇大綱挽は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、20年と21年は中止された。同保存会は「22年こそは開催できるよう支援をお願いしたい」としている。クラウドファンディングは「那覇大綱挽 Makuake」などで検索できる。
 (伊佐尚記)