2月1日は旧暦1月1日の旧正月。ツイッターは「#いーそーぐゎちでーびる」「#ソーグヮチ」のハッシュタグをつけてツイートすると干支のトラをあしらった絵文字が表示されるキャンペーンを2月15日までの期間限定で実施している。
「ソーグヮチ」とは沖縄の言葉で「正月」。「いーそーぐゎちでーびる」は「いい正月ですね」という沖縄の正月のあいさつだ。
新暦の正月が主流を占める沖縄だが、旧暦の行事も色濃く残っており、旧正月の日は各地で無病息災を願うさまざまな伝統行事がある。
月の満ち欠けを基にした旧暦は、海との関係も深く、海人の町・糸満市は旧正月を盛大に祝う。漁港に停泊している漁船に大漁旗が掲げられるのは旧正月恒例の風景だ。地域によっては旧正月にお年玉を渡す習慣も残っている。
旧正月は中国では「春節」と呼ばれ、世界の華人は1年で最も盛大に祝う。そのほか台湾、シンガポール、ベトナム、韓国、北朝鮮、マレーシアなども旧正月を祝っている。
世界的に旧正月が祝われていることから、これまでもツイッターは毎年、「Lunar New Year」(旧正月)に合わせ絵文字ハッシュタグを作成していた。今年は、沖縄でも旧正月を祝う習慣があることを担当者が知り、日本ゆかりのキーワードを今回はじめて追加した。
ツイッターの担当者は「社会のダイバーシティとインクルージョンを尊重しており、旧正月という国際的なお祝いの場をTwitter上で設けることで、あらゆる人々がこの話題について自由に発言できるよう取り組んでいる。今回のハッシュタグをきっかけに、沖縄の皆様とつながるとともに、日本の多様性についても多くの方に知っていただきたいと思っている」と話している。
(玉城江梨子)
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