那覇の保育施設、計400人感染 1月が過去最多に


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 1月に新型コロナウイルスに感染した那覇市内の保育園、こども園など就学前教育保育施設の職員、園児は計411人(27日時点)で、それまで最多だった昨年8月の223人の2倍近くに上っている。「感染者数や休園数がかつてない規模に拡大している」として、市は27日、保育対象を一部職種の家庭に限定する「特別保育」を2月20日まで延長すると発表した。

 特別保育は感染急拡大を受けて13日から開始し、31日までの予定だった。

 市内の就学前教育保育施設246カ所のうち、職員や園児の新型コロナウイルス感染による休園は27日時点で41カ所(約17%)。8月の休園は最大12カ所だった。今回の特別保育により、登園する園児は通常の4割に減っているが、市は「まだ感染の収束が見えない状況だ」としている。

 (伊佐尚記)