「ウイグル弾圧知って」 在日団体、那覇市の街頭で訴え


社会
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帰国後に死亡したウイグル人留学生の写真を手にウイグルの現状を訴える日本ウイグル協会のハリマト・ローズ副会長

 中国政府による新疆ウイグル自治区での人権弾圧に抗議する世論を喚起しようと、在日ウイグル人団体「日本ウイグル協会」は29日、沖縄県那覇市の県民広場で街頭活動を行い、300万人が強制収容所に入れられているとして、県民に関心を持つよう訴えた。

 街頭では、関係者らが中国政府による組織的なウイグル人弾圧があり、拷問や虐待、女性への組織的な性的暴行があると訴えるビラを配布。同会のハリマト・ローズ副会長がマイクを握り、米政府などがウイグルの現状を「ジェノサイド(民族大量虐殺)」などと位置づけていることを紹介し「ウイグルで何が起こっているのか知ってほしい」と求めた。

 同会は昨年2月から全国を巡回して、ウイグルの現状を訴えており、沖縄は23県目だという。街頭活動は30日午前11時~午後1時も同所で予定している。