沖縄県は30日、新たに838人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。前週の日曜日より118人減少した。新規感染者の年代別内訳は10歳未満が最多の158人で、次いで10代の125人、20代が110人、30代が105人、40代が104人などだった。40代以下の全年代で100人を超えており、若い世代の感染が目立つ。
県内医療機関の欠勤者は新型コロナ患者を診る21重点医療機関の374人と、その他の医療機関の262人を含め計636人となった。
直近1週間あたりの人口10万人あたりの新規感染者数は481・44人で全国4位に下がった。1位東京、2位大阪、3位京都で全国平均は374・19人となっている。
米軍関係者の外出制限措置が31日で解除されることに関連し、糸数公医療技監は「基地内はなかなか(感染状況が)収まっていない。持続的に複数の基地から陽性者が確認されている」との認識を示した。米軍関係者の外出制限について「県の感染状況も確認した形で配慮してほしい」と述べた。
米軍関係は新たに89人の感染が県に報告された。30日時点で所属施設の内訳は分かっていない。 (狩俣悠喜)
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