【中城】沖縄キリスト教学院大学の学生5人でつくるチーム「Ladybird(レディーバード)」が1月27日、中城村立中城中学校に生理用品300袋を寄贈した。同チームは「生理の貧困」問題に取り組んでいる。生理用品はクラウドファンディングで集まった寄付金を活用して購入した。
学生たちは9月に同校で生理についての出前授業を実施した。クラウドファンディングは生理用品の無償配布だけでなく、「生理をジェンダーレスで考える日」を5月28日に定めることを目指して取り組んだ。約36万円が集まった。
贈呈式でレディーバード代表の池原慶さん(23)は「寄付だけでなく学びの機会を提供することも活動の目標だ。『生理の貧困』について継続して学んでほしい」と話した。
中城中1年で保健委員の島袋椿さん(13)は「出前授業を通じ、年齢や性別に関係なく生理について理解を深めることができた」と感謝した。中村優利さん(13)は「誰もが国連の持続可能な開発目標(SDGs)にある『性に関する健康』を手にできる社会にするために、これからも学びたい」と話した。校内でどのように配布するか、保健委員の生徒たちを中心に議論し、検討を進めているという。
(宮城隆尋)