「大人のお年玉福袋」旧正月で限定配布 糸満のFMたまん特別番組


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FMたまんのスタッフから福袋を受け取るリスナー(右側)=1日、糸満市兼城のコミュニティー放送局FMたまん

 【糸満】糸満市兼城のコミュニティー放送局FMたまん(大城司代表)は旧正月の1日午前7時からの12時間、特別番組「嘉利~さびら!良い正月で~びる」を放送した。正午からはリスナーに募集を掛け、「大人のお年玉福袋」を50袋限定で配布した。約1時間で定数に達し、募集を締め切った。

 福袋には、市内外の協賛25社から提供された泡盛や刺身引換券など、3千円相当の商品が詰められた。毎年福袋を求めて長蛇の列ができるが、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、リスナーごとに時間帯を指定して配布した。

 那覇市に住む与那城幸一さん(69)=糸満市出身=は昨年に引き続き、福袋を受け取りに駆け付けた。「FMたまんは地域性があり、よく聴いている。福袋もいい製品がそろっている」と話した。

 赤嶺三枝子さん(62)と玉城克江さん(58)姉妹はそれぞれの家でラジオを聴き、福袋に応募した。玉城さんは「今年は(友人や家族など)みんなに会いたい。盆からはみんなで集まれたらいいな」と願った。

 FMたまんでは「糸満の旧暦文化を大事にしたい」(大城代表)との思いから開局以来25年間、お年玉福袋を配布している。

 (比嘉璃子)