ネット活用で若狭公民館4回連続全国一 SNSや動画で情報発信


この記事を書いた人 Avatar photo 山城 祐樹
全国公民館インターネット活用コンクールで全国一に輝いた若狭公民館のスタッフら=1月11日、那覇市若狭の若狭公民館

 【那覇】那覇市若狭公民館(宮城潤館長)がこのほど、第4回全国公民館インターネット活用コンクール(全国公民館連合会主催)で金賞に輝いた。4回連続で全国一に輝く快挙を果たした。同コンクールの前身である全国公民館ホームページコンクールでも最優秀賞2回、優秀賞1回の実績を誇り、今回のコンクールでの全国一を含めて、合計7回の上位入賞を果たした。

 若狭公民館は全国公民館報コンクールでも高い評価を受けており、全国から注目を集めている。今回のコンクールは、公民館の総合的なインターネット活用を推進し、運営に役立つ事例を奨励することなどを目的に、2年に1回開催されている。

 若狭公民館はホームページやメールマガジン、無料通信アプリ「LINE(ライン)」のほか、フェイスブック、ツイッター、インスタグラムなどのSNSを活用し、公民館の取り組みや活動などさまざまな情報を幅広く発信している。新型コロナウイルスの感染拡大を受けてオンライン講座も開催する。講座の一部は終了後にブログや公式ユーチューブチャンネルなどで配信している。

 約2年前からは公式ラインを始めた。公民館の臨時休館など迅速に情報を周知できるツールとしても活用している。ラインやSNSで配信する動画の撮影や編集、リポートなどはスタッフが分担して更新している。スタッフ全員が関わることを強みとし、更新頻度を高め、情報提供している。

 宮城館長は「時間も空間も越えてつながれるというインターネットの特性を意識している。情報をこちらから届ける努力をしないと先細りになる。情報が届かない人に届けるために新しいことを始めたり、深めたり、どういう状況になっても対応できるような方法を模索し、生み出していくためにはインターネットの活用は重要だ」と語った。(中川廣江通信員)