子育ての悩み、専門家が対応 「ママカレッジ」が全面オンラインに


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ママビーの翁長有希代表(右)と渡部真由美代表

 【那覇】育児や子育てに関する母親のためのスクール「ママカレッジ」を運営する一般社団法人be.らぼらとり、「MamaBee(ママビー)」(那覇市、翁長有希・渡部真由美共同代表)は、2月からスクール内容を全面リニューアルした。妊娠期から生後約2歳までの子を持つ母親を対象に、暮らしに密着した内容に特化し、母親のための情報共有の場でもある「ママカレッジ」を全面オンライン化した。全国どこからでも受講が可能となった。

 ママビー独自の市場調査によると、子育て中の母親は、子どもの健康や発達・成長などの悩みやちょっとしたストレスを「このくらいのことでは」と打ち明けられずにいる。子育ての情報交換ができる場も求めているという。そうしたニーズに応え、参加者同士で悩みや情報を共有でき、専門家に相談できるグループセッションの場を設けた。子どもの健康や教育、母親自身の仕事、仕事と子育ての両立に関することなどテーマごとに、ライフプランナーや教育コーディネーター、キャリアカウンセラー、助産師などの専門家が対応する。妊娠期から出産期までの過ごし方や産後ケア、離乳食のことなど、24時間何度でも動画を視聴できる講座も設けた。

リニューアルしたママのためのオンラインスクール「ママカレッジ」(いずれも提供)

 長引くコロナの影響で急激に変化した社会環境の中で出産や子育ての環境も大きく変化していると語る翁長代表。昨年3月に第2子を出産した翁長代表自身の経験が今回のリニューアルに大きく影響したと話す。翁長代表は「ママカレッジを通して母親の日々の生活をサポートしていきたい。心や体が疲れていると感じた時は『ママカレッジ』を体験してほしい」と語った。

 会費は月額2480円。入会月は無料。詳細・申し込みはHP(https://www.mamabee.okinawa/)。「ママビー」で検索。
 (中川廣江通信員)