「小さなエイリアン」外来アリの生態知ってる? OISTロビーで企画展、研究者の講座も


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アリの生態などを紹介するパネル展=沖縄市文化センター

 【沖縄】そもそもアリって何?―。身近で目にしながら意外と知らない生態。その研究の一端を紹介するパネル展「小さなエイリアン―沖縄に潜む小さな侵略者」が沖縄市文化センター1階ロビーで開催されている。18日まで。

 沖縄科学技術大学院大学(OIST)の移動展で沖縄市立郷土博物館との共同開催。沖縄市とOISTは2020年に「学術研究及び人材育成に係る相互連携協力協定」を締結しており、その一環。移動展は市立図書館でも23日まで同時開催している。

 パネル展では、毒性が強く人間を攻撃する外来種として大きなニュースになった外来種ヒアリや、日本・沖縄の固有種、生態、人間対外来アリの攻防、ダーウィンも悩んだというアリの存在など、児童生徒らにも分かりやすく紹介している。

 同館では関連イベントとしてOISTのアリ研究者・吉村正志氏を招き20日、文化センター4階ホールで講座を開催する。定員は先着30人。電話予約の受け付け、問い合わせは(電話)098(932)6882。
 (岸本健通信員)