ガーベラの真ん中にハート♡ 菊農家が4年かけ「形」に 沖縄・うるま


この記事を書いた人 Avatar photo 山城 祐樹
「ハートガーベラ」を開発した菊農家の金城俊輝さん=10日、うるま市兼箇段

 沖縄県うるま市兼箇段で菊などを栽培している農家の金城俊輝さん(33)が、花の中心部分がハートの形をした「ハートガーベラ」の開発に成功した。約4年前から開発に取り組み、昨年12月から出荷を始めた。金城さんは「ハートの形で一目で気持ちが伝わる」と話し、「フラワーバレンタイン」の贈り物としても薦めている。

 収穫したガーベラの中に偶然、真ん中がハートの形をしているものを見つけたことがきっかけ。「人工的にハートを作れたら面白い」と開発に乗り出した。始めて約2年でハート形が出やすい栽培方法を発見した。さらに2年間、よりくっきりと形を出す研究を進め、出荷できるまでにこぎ着けた。現在、特許を申請しているという。

 うるま市のうるマルシェと沖縄市のちゃんぷるー市場に約20本ずつを卸している。栽培数を増やしていく予定。金城さんは「認知度が課題なのでこれから多くの人に知ってもらいたい。スタート地点に立ったばかりだ」と気を引き締めた。 (狩俣悠喜、写真も)


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