オーダーメイドのランドセルを寄贈 うるま市の革細工専門店が母子寡婦会に


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 【うるま】沖縄県うるま市宮里の革細工専門店「JAYLLY COKE(ジェイリーコーク)」(東倖田代表)は4日、うるま市母子寡婦会(島袋淳子会長)を訪れ、オーダーメードのランドセル(6万5千円相当)を3個寄贈した。

 東代表が工芸仲間7工房(code jasmin、beads life、moe mastuda、dora、kiitos、umisedo)のライカム店での売上金の一部を活用し、半年前から児童に色の希望などを聞いて制作した。

 東代表は「コロナ禍の厳しい状況で工芸職人の存在意義が問われている。工芸技術を使い社会貢献のため制作した。寄贈を継続するためオリジナルランドセルの一般販売も行っていきたい」と述べた。

 寄贈したランドセルの補修修理も無料で行い、アフターサービスにも対応する。

 島袋会長は「工芸作家さんの思いが感じられる作品で非常にありがたい。夢のオーダーメード品を受け取る子は幸せ」と謝意を述べた。
 (喜納高宏通信員)

(右から)ジェイリーコークの東倖田代表、うるま市母子寡婦会の島袋淳子会長=4日、うるま市健康福祉センターうるみん内のうるま市母子寡婦会
寄贈したオーダーメイドのランドセル(もう1個は後日引き渡し)