石垣島在住の嵩田結人さん。釣りのチーム名を「大物釣人」と名付け、時間があれば大物を狙って、釣行を重ねている大物釣り師。これまでのタマンの自己記録は17歳の時に釣った72.5センチで、「ナナハン」と呼ばれる75センチのタマンを釣るのがここ10年の目標。
8日の天候は暴風大雨で、寒さが厳しかったが、冬の大型タマンを求め、石垣島北部のマル秘ポイントでタコの下足(げそ)を餌に竿(さお)を出した。
釣り開始早々に強いアタリで竿が曲がったが針掛かりしなかった。餌を付け替えて仕掛けを投入すると、60センチ前後のタマンが釣れた。真冬の寒い中、震えながらアタリを待っていると、フワフワとしたアタリがあった後に竿が海に向かって突き刺さるように曲がった。
すかさず渾身(こんしん)の力でフッキングを入れた。その手応えから70センチオーバーの大物と確信。途中砂浜に張り付かれながらも、波打ち際まで引き寄せることに成功したのは、コバンザメ付きの特大タマン。すぐさま現地で計測すると目標の75センチ。10年追い求めた夢のナナハンタマンを釣り上げたかと思ったが、釣具店で検量しないと正式記録とはならない。すぐに釣具店で正式検量したかったが、翌日は地元の釣具店は休みだったので翌々日の朝に検量すると74.5センチ、4.34キロが正式記録となり、ナナハンタマンの正式記録認定は次回に持ち越された。
(おきなわ釣り王国社・仲栄真修)