通常登校、県立学校で21日から 部活動も再開へ 沖縄「まん延防止」解除


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 18日に発表された、まん延防止等重点措置の解除に伴う沖縄県の対処方針に基づき、21日から県立学校は原則通常登校となる。公立小中学校は、市町村教委に県立学校の対応を参考に地域や学校の状況を踏まえて判断するよう依頼する。部活動は活動時間の制限を設けて再開する。

 特に感染リスクが高いとされる室内近距離での合唱や体育での密集運動などは基本的に実施を控えることを要請する。感染が拡大していない地域は慎重に検討することを求める。学校行事は地域の感染状況などを踏まえ、場所や時間、開催方法などについて十分に配慮することとした。

 部活動は平日90分以内(早朝練習なし)、土日祝日は2時間以内の制限を設け再開する。県内外での練習試合や合宿、遠征はできない。

 県教育委員会は同日、部活動実施のためのチェックリストを各県立学校に配布し、感染対策に努めるよう求めた。

 大会参加による感染報告があるとした上で、送迎時の車内や着替えの際に感染防止策を講じることとした。長期間にわたり活動制限が続いたため生徒の体力低下などが懸念されるとして、熱中症やけが、事故防止のための回復期間を設けるなど、安全管理の徹底を図ることも求める。

 (名嘉一心)