砥板氏、中山氏が激突 陸自住民投票などが争点に 石垣市長選告示、27日に投開票


この記事を書いた人 Avatar photo 田吹 遥子
石垣市長選に立候補を届け出た砥板芳行氏(左)、中山義隆氏

 【石垣】任期満了に伴う石垣市長選が20日告示され、届け出順に新人で前市議の砥板(といた)芳行氏(52)、4期目を目指す現職の中山義隆氏(54)=自民、公明推薦=の2人が立候補を届け出、一騎打ちが確定した。投開票は27日。中山市政3期12年の評価や新型コロナウイルス感染症対策、陸上自衛隊配備計画の賛否を問う住民投票を巡る対応、ゴルフリゾート開発推進の是非などが争われる。

 今年は県知事選や参院選をはじめ、県内で50の選挙が実施される選挙イヤーとなっている。石垣市長選の結果も県内政局を占う。

 砥板、中山の両氏は20日朝、それぞれの選挙事務所前で出発・出陣式を開き、集まった支持者らに支援を訴えた。
 砥板氏は「一部の声しか聞かない独善的な市政を終わらせる。皆さんの思いを実現し、新しい市政をつくる」と市政刷新を訴えた。
 中山氏は「新型コロナで厳しい経済状況がある。市民に明るい未来を示すことができるのかは誰かが争点だ」と市政継続を訴えた。

 期日前投票は21~26日、市役所1階のコミュニティルームで行われる。時間は午前8時半~午後8時。

 石垣市の選挙人名簿登録者数は19日現在、3万9330人(男性1万9713人、女性1万9617人)。

 砥板芳行氏(といた・よしゆき) 1969年10月生まれ。市登野城出身。東京デザイナー学院中退。八重山青年会議所理事長などを経て、2010年市議選で初当選。3期目途中で辞職。
 中山義隆氏(なかやま・よしたか) 1967年6月生まれ。市登野城出身。近畿大卒。八重山青年会議所理事長、石垣市議などを経て、2010年の市長選で初当選し、現在3期目。(西銘研志郎、佐野真慈)

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