駐在所がない沖縄の離島 阿嘉島と慶留間島に警察施設「必要」 県警本部長が答弁


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 沖縄県警の日下真一本部長は22日の県議会代表質問で、駐在所がない座間味村の阿嘉島と慶留間島について「応援派遣された警察官の勤務環境を整える意味でも、警察施設の設置が必要と判断している」と説明した。

 県警によると、これまで来島者が増加する7月頃から8月頃にかけて、複数の警察官を派遣している。日下本部長は、離島の特殊性や住民からの要望、治安上の不安を確実に把握することが重要とし、その上で「座間味村と調整を進めていく」とした。

 沖縄市宮里の路上でバイクを走行中の男子高校生(17)と沖縄署の男性警察官(29)が接触し、高校生が右眼球破裂などのけがを負った問題について、県警の広報体制について問われ「法と証拠に基づき厳正に対処し、捜査により明らかになった事実関係について、引き続き必要に応じて県民に適切に情報を発信していく」などと述べた。いずれも西銘啓史郎氏(沖縄・自民)への答弁。