海への畏敬の念を表現 写真家とダンサーの作品50点展示 辺野古のカフェで開催


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
展示作品を紹介する牧瀬茜さん=8日、名護市辺野古

 【名護】沖縄県名護市辺野古のカフェ「Heaven Heaven(ヘヴン・ヘヴン)」で4日から23日まで、写真家の牧志治さんとダンサーの牧瀬茜さんの写真・イラスト展「海に還る日」が開催された。新基地建設の関連工事が進む、辺野古や大浦湾の自然を捉えた写真や絵、約50点が展示された。

 大浦湾や辺野古のサンゴや生き物の姿、その中で衣服をまとわず泳ぐ牧瀬さんの写真が展示されている。撮影した牧志さんは「人間は元々海から生まれてきた。本来の人間の姿を映し出すことで、海に対する畏敬の念や感謝の気持ちを表現した」と語った。

 牧瀬さんはサンゴやクマノミなどの模様をした魚のイラストを描き、大浦湾などの美しい海の中を表現した。牧瀬さんは「海の中の命のにぎわいを伝えたい」と話した。
 (長嶺晃太朗)