琉球新報ラジオ部が配信200回!ウチナー漫画家ももココロさんが語る「4コマみたいな日常」


この記事を書いた人 Avatar photo 田吹 遥子
琉球新報ラジオ部200回のスペシャルゲストとして登場したウチナー漫画家のももココロさん

 インターネットで聴くラジオ「ポッドキャスト」を使って音声のニュースを配信する「琉球新報ラジオ部」が2月24日で配信200回となった。200回目の配信では、琉球新報で連載している4コマ漫画「がじゅまるファミリー」の作者でウチナー漫画家ももココロさんを迎え、連載開始までのストーリーや4コマ誕生に至るエピソードなどを聞いた。ラジオ部ファンでもあるももさんは「記事にない行間が伝わる」と音声ならではの良さも語った。

 2003年に仕事を辞め、漫画家を目指す決意をしたももさん。沖縄では桜が咲く季節に雪の話題が載る当時の新聞の4コマ漫画に違和感を抱いたことがきっかけで、沖縄を題材にした4コマを書くように。書きためた100本のネタを琉球新報に送ったことから、2004年1月に連載がスタートした。

 今年連載19年目に突入。25日時点で5942回を数え、登場したキャラは4000人以上になるという。ももさんが日常で見たり聞いたりした絵や言葉、情報、会話の全てが漫画のアイデアにつながると話し、実際に体験し4コマになったエピソードも披露した。「沖縄の出来事に寄り添う漫画を書きたい。作品を読んで優しさや思いやりを感じてくれたら」と今後の漫画に込めた思いも披露した。

 ももさんは「琉球新報ラジオ部」のヘビーリスナー。午後に作業をしながらラジオ部を聞いている。特に記者自身が記事の内容を解説する「イチオシ記者解説」のコーナーがお気に入りだ。「記事にはない話で『行間』が伝わる。また記者の顔が見えるのが楽しい」と語り、今後の配信にも期待を寄せた。

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