沖縄県は26日、新たに854人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。先週の同じ曜日から188人増加した。感染者数が800人を超えるのは979人だった1月29日以来となる。
年齢別の感染者数は10歳未満が172人と最も多く、30代150人、10代が138人、40代120人で、40代以下で全体の約8割を占めた。
入院者は前日から23人増えて307人。病床使用率も48・6%に上がった。
直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者は272・10人となり徐々に上昇している。全国平均は380・22人で、最も多いのは大阪の703・15人。県内は17番目の多さとなっている。
感染者が増えている要因について糸数公医療技監は「10歳未満の感染や保育所の活動などからの家族内感染の余波がまだ続いていて、じわじわ増えていると認識している」と話した。その上で感染拡大の防止について「週末にどういう行動が取られるかにかかっている。大人数では飲みに行くのは控えてほしい」と呼び掛けた。
米軍基地関係の感染者は、キャンプ・ハンセン8人、嘉手納基地5人など計23人だった。
(狩俣悠喜)