沖縄出身のFW玉城亜海、三重に入団 なでしこ1部の昨季覇者


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玉城亜海(チーム提供)

 日本女子サッカーリーグ(なでしこリーグ)1部の伊賀FCくノ一三重はこのほど、県出身のFW玉城亜海(あみ)(17)=石嶺中―熊本・秀岳館高=の入団を発表した。三重は昨季のリーグ覇者。入団は2月5日付。

 玉城は163センチ。フィジカルの強さやスピードが持ち味。秀岳館での3年間を「得意じゃなかったボールタッチの技術が上達した。1対1でも仕掛けることができるようになった」と成長を振り返った。

 精神的な部分では「寮生活で親元を離れる寂しさもあったが、先輩や同級生、後輩に常に支え続けてくれるメンバーがいた。プレーに自信がない時やサッカーをやめようと思った時もあったが、何度も言葉で励ましてくれた」と仲間の存在に感謝した。

 既にチーム練習に参加しており「ハードだが、みんなやさしく声掛けしてくれてとても雰囲気がいい」と少しずつなじんでいる様子だ。

 リーグは19日に開幕する。「苦しい場面で得点して雰囲気を変えたい。少しでも必要とされる選手になりたい」と抱負を述べた。家族や友人らに向けて「成長した姿をピッチ上で見せたい」と大きな舞台に挑む。