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11月15日に任期満了を迎える那覇市長選挙で、子ども支援の市民活動関係者などでつくる「那覇の未来に希望を語り実現する会」が2日、NPO法人「にじのはしファンド」代表の糸数未希氏(49)に文書で出馬を要請した。糸数氏は同日、市内で報道陣の取材に応じ「志を一緒にしてきた皆さんからの要請は重い。気持ちを大事にしたい」と検討する考えを示しつつ、「家族のことなど、まだ考える時間が必要だ」と述べた。
要請文は、「セーフティーネットの網目が大きすぎて」コロナ禍で取り残される人々がいると指摘し、「行政(と市民)との協働について考え直す必要がある。新しいリーダーが必要だ」としている。第1次賛同者として、しんぐるまざあず・ふぉーらむ沖縄の秋吉晴子代表や、みらいファンド沖縄の小阪亘代表理事など30人が個人として名を連ねた。
糸数氏は現職の城間幹子市長について「まちづくりを中心に一生懸命取り組んでいる」と評価しつつ、自身への出馬要請について「もっと(市政を)良くしたいという有志がいることは理解している」と述べた。
城間氏やオール沖縄側と立候補を巡り調整する可能性については「本当に未知数だ。現職の動向も含めて大事にすることは大事にしたい」とした。
オール沖縄会議共同代表を務める母の糸数慶子前参院議員については「市民の(擁立の)流れがあることは伝えているが、これから腹を割って話さないといけない。母の立ち位置は尊重し、崩すつもりはない」と話した。(伊佐尚記)
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