辺野古沖にサンゴ100体散乱 防衛局移植の海域、投棄の可能性も


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海域に散乱するハマサンゴ(左端や中央など)=2日、名護市辺野古沖の「長島」北側の海域(ダイビングチーム・レインボー提供)

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場移設に伴う新基地建設が進む名護市辺野古沖の「長島」北側の海域で、大量のハマサンゴが散乱していることが3日までに分かった。ヘリ基地反対協議会のダイビングチーム・レインボーが確認した。

 現場は「K8」護岸の延長線上にあり、沖縄防衛局が昨年8月にサンゴの移植作業を始めた「P地区」と呼ばれる海域。レインボーによると、水深約8メートル付近で、ひっくり返った状態や、人為的に切断されたとみられるハマサンゴが100体ほどあった。大きいものは幅1メートルほど、小さいものは幅20~30センチほどで、散らばっていたという。

 メンバーの一人は「採捕したサンゴを移植せず、投棄した可能性がある」と推測した。

 この件について本紙が沖縄防衛局に問い合わせたが、3日午後8時までに回答はなかった。 (長嶺晃太朗)